条件反射制御法について
9月8日、看護部課長有馬新路より、下総精神医療センターで行われた薬物乱用対策研修会の報告がなされ、その中で薬物依存症の治療法である「条件反射制御法」についての説明がありました。
「条件反射制御法」では@負の刺激設定ステージA擬似ステージB想像ステージの3つのステージが入院中に行われます。テレビなどではA擬似ステージでの擬似摂取がクローズアップされていますが、実際に重要なポイントは@負の刺激ステージにあるとのことでした。現在注目されている薬物依存症の治療法である事と、今までの薬物依存症治療とは違ったアプローチ方法でもあったため、参加者は興味を持って聞きいっていました。(60名参加)
気分障害の心理教育活動報告について
9月22日、作業療法士門脇真司から気分障害の心理教育について説明がありました。心理教育の概要や多職種の連携について、心理教育を行った患者様の理解度に向上がみられた事についてのお話しがありました。立ち見が出る程の参加者で、心理教育に対して高い関心を持っているようでした。
会場からは、実際にプログラムを行っていて患者様への効果を実感した場面の質問、認知行動療法や統合失調症の心理教育など新たなグループでのアプローチについて意見がありました。(74名参加)
心理アセスメントについて
10月20日、臨床心理士中川麻由子から知能検査・発達検査について説明がありました。検査の内容に変更があった点や解釈についてのお話しがありました。最近、病棟にも発達障害のある患者様がみえることもあり、病棟の看護師は真剣に話を聞いていました。
会場からは、知能検査などの検査を行う時期について質問があり、病棟の看護師からは「知能検査や発達検査の結果とアセスメントが発達障害のある患者様への対応の手助けになるので今後も色々と話を聞かせて下さい。」という意見がありました。(47名参加)
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条件反射制御法について (看護部課長 有馬) |

気分障害の心理教育活動報告について (作業療法士 門脇) |

知能検査・発達検査について (臨床心理士 中川) |
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